セッキ―君のブログ

会社員時代に学んだや手法や可視化ツールを皆さんにも日常使いして頂きたいと思い始めました。このブログで紹介した内容について皆さんとコミュニケーションが取れたらうれしいです。

シニアの転職日記2~仕事も中国語も分りません

みなさん、こんにちは。セッキ―です。
今日も暖かい穏やかな日です。桜と共に
悪いニュースが消え、良い知らせに溢れる
ことを祈っています。

私は某N社の生産技術、しかも組立技術出身で
すので、この経験とスキルがマッチする
転職先
が少ないこと、且つシニアであること
から、
応募できる会社は多くありません。


昨秋、機械加工の生産技術を募集している中国
企業に応募しました。募集条件に機械加工経験
者とあり迷ったのですが、主な業務に生産性向上、
人材育成という文言があったので、ダメもとで
したが、書類選考は通過でき、Web面談の
チャンスをつかむこととなりました。


面談相手は、日本人アドバイザーの方と、人事の
中国人のお二人でした。面談では、機械加工の
経験は全くないものの、
IEスキルで、どの様
に工程改善を実施して
いくのか、海外で経験し
た現地エンジニアとのコミュニケーションの
取り方、育成方法等、先方も興味を持って頂き、
話しが盛り上がり、和やかな雰囲気で面談を
終えました。それから、直ぐに、課題を出す
ので、回答をレポートにまとめて提出するよう
メールがありました。
「やった!何とか、一次面談はパスしたんだ」
と安堵感も束の間、課題内容は、その会社が
生産している製品の生産性向上と品質向上に
ついてでした。全く分からない生産上の言葉、
そして図面も添付されていたが全て中国語。
「えっ?これを、1週間で回答?」気が遠く
なりましたが、Google翻訳、専門分野は、
インターネットでの検索を駆使し、何とか
体裁を整えて回答しました。
その後、先方より提出のお礼があり、二次
面接の日程調整をし、約10日後に面接に臨み
ました。二次面接もWeb面接で、面接相手は、
中国人社長と日本人副社長、そして、通訳
として
一次面接でお世話になった人事の
中国人の方でした。

通訳を介しての採用面談は、初めてだった
のですがで、非常にやりづらかったです。
自己紹介は、日本語なら1分程度で淀みなく、
簡潔に説明できるように準備していたのですが、
通訳してもらうために、中途半端に文章を切ら
ざるを得ず、変な自己紹介となってしまいました。

自己紹介の後、前に提出した課題レポートを
説明するよう指示があり、(そんなの聞いて
ないぞ。聞いていたら、うまく説明できる様、
練習していたのにと思いましたが)説明を
しようと話し始めたら、急に、中国人社長が
中国語で私を遮りました。そこから、日本人
副社長、通訳の中国人と何か話しを始め、
それから、1分ぐらい待たされました。
マイクはミュートになっていなかったので、
会話が丸聞こえ、中国語は全く分かりませんが、
社長さんの語気が荒いので、「こんなレポート
説明に値しない!」、「いや、社長、せっかく
だから話しは聞きましょう」、「面倒くさい、
時間がもったいない」と云うようなことを言い
合っているのではないかと勝手な想いを巡らせ
ていました。また、「頑張って作ったレポート
でしたが、
機械加工の経験がないものが作った
レポートは、
見る人が見れば、何じゃこりゃ?
という感じなのか」
と思い、説明する気持ちも
萎えてしまいました。
案の定、説明途中で、
席を立って、他の事を
やったり、途中で遮る
ように、通訳の中国人に
何か言ったり、惨憺
たる面談でした。

立場の弱い求職者、本当だったら、「聞く気が
ないなら、これで失礼します」と言いたいところ
でしたが、最後まで説明し、そのあとの事は、
怒りで、あまり記憶がありません。
4日後、思った通り、不採用の通知が届きました。
私の経験が企業の業務とマッチングしていない旨、
説明がありました。
これも、前回と同様の不採用理由でした。
「そんなの職務経歴書見ればわかるじゃん」
「私の課題回答に掛けた時間を返してくれ!」
そして、こう思うことで気分を鎮めました。

「あんな変な中国人社長の会社に入れなくて
本当に
良かった」と、しかし、懲りずに、
次の転職先検索に励むのでした。

シニアの転職日記1~交通費の出ない面接

みなさん、こんにちは。セッキ―です。

今回から、何回かに分けて、転職活動で打ちのめされた
こと、腹が立ったこと、いくつか紹介しようと思います。
今は、Web面接が当たり前になっていますが、そこは
対面での面接でした。エージェントから、交通費は支給
されない、でも、一回の面接で合否が決まると言われて
いました。面接当日、緊張した面持ちで会議室に入り、
社長と思しき年配の方と担当部署長の方と挨拶をし、
自己紹介から始まり、今実施している仕事や、専門分野
に関する話など、明るい雰囲気で面談が進んでいきました。
今日は、この辺で、次回は社長との面接がありますので、
と言われ、「えっ、何?」と思いました。社長と思って
いた方は、副社長さんでした。
なぜ、間違えたかと云うと、社長と同じ苗字で、HPで
見た社長の顔写真と似ていたからです。「まあ、いいか、
和やかな雰囲気で面談も終わったし」と気持ちを取り直し
次回の面談まで、心地よく待ちました。
2回目の面談、社長ってどんな方なんだろう?優しい方
だといいなあと思いながら、前回と同じ会議室に入り
ました。そこには、前回お会いした弟の副社長さんと、
総務の執行役員の方が先に入っていて出迎えてくれました。
「あれっ、今日も社長さん不在」と思いきや、副社長さん
曰く、出先で戻ってくるのが少し遅れているとのことで
したので、他愛もない世間話や会社の歴史など、社長さん
が戻ってくるのを首を長くして待っていました。そこへ
執行役員さんの携帯に、社長さんから電話が入り、今、
お得意さんと話しが弾んでいて、戻れないという内容
でした。副社長さんから、申し訳ない、次回は、そういう
事が無いようにします。早急に面談日調整しますとの
ことでした。私は、「何?面談は社長さんの都合の良い
日時を選んで、設定したんだろう、ふざけるな!」と
言いたいところ、グッと堪えて、平静を保ちつつ、
「承知いたしました。また、次回お願い致します」と
笑顔を振りまきながら帰路につきました。
エージェントに文句言ったら、では、面談、お断りな
さいますか?と聞かれたので、「いやあ、その・・・、
・・もごもご」本当に求職者は立場が弱いですね。
3回目の面談は、それから一週間後に設定されました。
今回も緊張した面持ちで同じ会議室に入りました。漸く
社長さんのお出ましです。自己紹介した後、何の質問
らしい、質問もなく、逆に質問を要求され、いくつか
質問をし、約40分程度で面談を終了しました。ちょっと
変だなと思いましたが、今まで2回の面談で、私に関する
様々な情報が共有されているので、あえて同じような
質問を控えたのかと、良い方向に考えるようにしました。
面談後、社長さんにとっては、面談をすっぽかした罪の
意識もあるだろうし、私自身のマイナスポイントは与えて
いないだろうから、結果については、少し楽観視して
いました。
3日後、エージェントから、ご縁がなかった旨、メール
連絡がありました。理由は、私の専門分野が会社の事業と
あまり合致していないからとの事でした。「いやっ、
そんなの職務経歴書見れば、面接しなくても分ります
よね?だったら、何で面接したんでしょうか?」
エージェント曰く、そうですね。


私は、転職を成功させたい一心で、エージェントにも、
その会社にも文句を言わず、理不尽な面談に耐えま
したが、結果が付いてこないとなるや、残念!という
よりは、3回分の交通費(1100×3)と面談に掛けた
時間(0.5日×3)を返せ!といった何ともやるせない
感情の方が大きかったです。
負の感情は、今でも続いています。「あんな会社に
入れなくて、本当に良かったと。」