セッキ―君のブログ

会社員時代に学んだや手法や可視化ツールを皆さんにも日常使いして頂きたいと思い始めました。このブログで紹介した内容について皆さんとコミュニケーションが取れたらうれしいです。

シニアの転職日記1~交通費の出ない面接

みなさん、こんにちは。セッキ―です。

今回から、何回かに分けて、転職活動で打ちのめされた
こと、腹が立ったこと、いくつか紹介しようと思います。
今は、Web面接が当たり前になっていますが、そこは
対面での面接でした。エージェントから、交通費は支給
されない、でも、一回の面接で合否が決まると言われて
いました。面接当日、緊張した面持ちで会議室に入り、
社長と思しき年配の方と担当部署長の方と挨拶をし、
自己紹介から始まり、今実施している仕事や、専門分野
に関する話など、明るい雰囲気で面談が進んでいきました。
今日は、この辺で、次回は社長との面接がありますので、
と言われ、「えっ、何?」と思いました。社長と思って
いた方は、副社長さんでした。
なぜ、間違えたかと云うと、社長と同じ苗字で、HPで
見た社長の顔写真と似ていたからです。「まあ、いいか、
和やかな雰囲気で面談も終わったし」と気持ちを取り直し
次回の面談まで、心地よく待ちました。
2回目の面談、社長ってどんな方なんだろう?優しい方
だといいなあと思いながら、前回と同じ会議室に入り
ました。そこには、前回お会いした弟の副社長さんと、
総務の執行役員の方が先に入っていて出迎えてくれました。
「あれっ、今日も社長さん不在」と思いきや、副社長さん
曰く、出先で戻ってくるのが少し遅れているとのことで
したので、他愛もない世間話や会社の歴史など、社長さん
が戻ってくるのを首を長くして待っていました。そこへ
執行役員さんの携帯に、社長さんから電話が入り、今、
お得意さんと話しが弾んでいて、戻れないという内容
でした。副社長さんから、申し訳ない、次回は、そういう
事が無いようにします。早急に面談日調整しますとの
ことでした。私は、「何?面談は社長さんの都合の良い
日時を選んで、設定したんだろう、ふざけるな!」と
言いたいところ、グッと堪えて、平静を保ちつつ、
「承知いたしました。また、次回お願い致します」と
笑顔を振りまきながら帰路につきました。
エージェントに文句言ったら、では、面談、お断りな
さいますか?と聞かれたので、「いやあ、その・・・、
・・もごもご」本当に求職者は立場が弱いですね。
3回目の面談は、それから一週間後に設定されました。
今回も緊張した面持ちで同じ会議室に入りました。漸く
社長さんのお出ましです。自己紹介した後、何の質問
らしい、質問もなく、逆に質問を要求され、いくつか
質問をし、約40分程度で面談を終了しました。ちょっと
変だなと思いましたが、今まで2回の面談で、私に関する
様々な情報が共有されているので、あえて同じような
質問を控えたのかと、良い方向に考えるようにしました。
面談後、社長さんにとっては、面談をすっぽかした罪の
意識もあるだろうし、私自身のマイナスポイントは与えて
いないだろうから、結果については、少し楽観視して
いました。
3日後、エージェントから、ご縁がなかった旨、メール
連絡がありました。理由は、私の専門分野が会社の事業と
あまり合致していないからとの事でした。「いやっ、
そんなの職務経歴書見れば、面接しなくても分ります
よね?だったら、何で面接したんでしょうか?」
エージェント曰く、そうですね。


私は、転職を成功させたい一心で、エージェントにも、
その会社にも文句を言わず、理不尽な面談に耐えま
したが、結果が付いてこないとなるや、残念!という
よりは、3回分の交通費(1100×3)と面談に掛けた
時間(0.5日×3)を返せ!といった何ともやるせない
感情の方が大きかったです。
負の感情は、今でも続いています。「あんな会社に
入れなくて、本当に良かったと。」