セッキ―君のブログ

会社員時代に学んだや手法や可視化ツールを皆さんにも日常使いして頂きたいと思い始めました。このブログで紹介した内容について皆さんとコミュニケーションが取れたらうれしいです。

シニアの転職日記3~この歳にして圧迫面接

みなさん、こんにちは。セッキ―です。


2020年の暮れ頃、エージェントから、ある商社で
〇〇の生産技術経験者を探しているので、応募して
みませんか?とお誘いがあった話しです。
もうこの時は、コンサルで飯食っていこうと思っていた
矢先だったのですが、自分の得意分野であること、給料
の額に魅せられて、ダメもとでもいいやと応募したのです。
すんなり書類選考も通過し、一週間ほどで面接日を迎える
こととなりました。これはWeb面接ではなく、対面での
面接でした。エージェントと駅地下にある喫茶店で待ち
合わせ、募集要項の確認、どういう方が面接官として対応
するか、概略の情報をもらい、面接に臨みました。
面接官は事業部長、課長、そしてA会社出身で技術責任者の
Bさんの3人で、簡単に挨拶を交わした後、資料を基に先方
の海外事業の説明が始まり、暫く聞いている状態が続き
ました。
面接に付き物の「自己紹介お願いします」や「応募の動機
は何ですか」は全くなく、黙って聞いているだけの時間が
30分ぐらいありました。説明はほとんど、部長さんと
課長さんによるもので、今回の募集の理由が、面接官とし
て同席している技術責任者の後任ということも、この説明
で判明しました。
一通りの説明の後、質問もさせて頂き、「これで面接なの
かな?質疑だけで終わり?」と思った矢先、今度は、
面接官の部長さんが技術責任者の方へ向かい、ではBさん
から、質問をお願いします。と面接のバトンタッチがされ
ました。
ここからが悲惨な面接の始まりでした。Bさんは、鋭い
眼光でドスの利いた声で「この仕事は、海外のプロジェ
クトで一から
十まで、自分でやる能力がないと務まらない。
あなたは、N社でそれなりの経験は積んでいるようだが、
海外で○○しか情報が無い時、XXはどうやればいい?」
とリアルな質問をしてきました。私は、突拍子もない、
意表を突いた質問にしどろもどろになり、冷静に考えれば
分かりそうなことを、あさっての方向の答えを出して
しまったのです。このような質問が、この後も2~3続き、
私は、「私もプロジェクトマネージャーの経験ありますし、
海外でそういうことも経験しました。」と質問に対する
答えになっていない回答をするのがやっとの状態。
Aさんは、「それじゃあ、現地にいる者も困っちゃうよね」
私は、完全にノックアウト。
最後に、何か質問ありますか?と尋ねられたので、私は
最後の意地を見せて、「Bさんは、色々と経験されていて、
スキルも豊富のようですが、A
会社時代は何をご担当され
ていたのですか?」と聞いてみました。そうすると、少し
躊躇したように「〇〇△実験」という答えでした。私は、
この回答にびっくりし、「それは、すごいですね」と返す
のがやっとでした。何もすごくないのですが、返す言葉
も思いつかず、とっさに、そういう言葉を返したのでした。

帰路、電車の中で質問のやり取りを振り返り、あの質問
には、こう答えれば良かった。あの場合は、こう切り
返せば良かったと、何で舞い上がっちゃったのかな?と、
でも、舞い上がってしまったのは、あの変な質問と人を
小ばかにしたモノ言い。私は生産技術30年の経験で、
大したことはやっていませんが、経験のない〇〇△屋に、
質問で圧迫、翻弄され、本当に情けないなと思いつつも
悔しさで怒りが一杯でした。また、こういう風に考える
ことで自分を納得させるのでした。
「こんな圧迫面接してくる人間がいる会社に入れなくて
本当良かった」と。